【映画】THE FIRST SLAM DUNK を観て感情爆発してきた

日常のあれこれ

イマサラすぎるけど、近所の映画館で『THE FIRST SLAM DUNK』を観てきました!
ずっと観たいと思っていたのに公開日(2022年12月3日)から半年以上過ぎてしまって反省…。

1日1回しか上映がなくて、今はたまたま朝帯上映中だったらしく朝8時すぎに駆け込みました。
正直行くの面倒で諦めそうだったけど、本当に観てよかったです!

朝帯上映中にもらえるらしいイラスト。「朝練」なんてサワヤカすぎる~!

映画『THE FIRST SLAM DUNK』 大まかなストーリー

かの有名なバスケマンガ、スラムダンク(知らない人いる?)の映画版です。
わたし自身中学のころはバスケ部だったこともあり大好きなマンガのひとつでした!

お話自体は原作マンガの中の全国大会の山王戦の部分なんだけど、
原作はバスケ初心者1年生・桜木花道が主役なのに対し、映画の主役は2年生ガードの宮城リョータ。

リョータは他のメンバ―と比べて原作で描かれている内容が少なく、
今回の映画では宮城リョータの過去や生い立ちを挟みながらストーリーが展開されました。

映画『THE FIRST SLAM DUNK』 感想

一言でいうとめちゃくちゃ面白かったです。ずっと感情爆発して泣きつづけた。
特に印象的だったことだけメモしておきます。 ※ネタバレ有

①とにかく曲がいい(特にエンディング)

いきなりだけど、話の内容以前にまず曲が最高でした。
オープニングも映像と合っててメチャクチャかっこよかったんだけど、
特に10-FEETのエンディング主題歌がよかったです。

ロックらしい疾走感のあるメロディーラインに、
なんとなく余裕のなさ・必死感も感じさせるような曲調。

「キツくても…心臓バクバクでも…めいっぱい平気なフリをする」と言うリョータに
これ以上なくピッタリな曲だと思います。天才すぎん?

挿入歌として流れるタイミングもアツすぎて、曲がかかるたび涙腺が決壊しました。
最後エンドロールで改めて聴きなおすと歌詞もイイ。天才すぎん?

②同じ試合を原作マンガとは別の視点でみられるのがいい

この映画では主人公が原作マンガと異なりますが、
いわゆる外伝・番外編など「別のお話」としてのスピンオフ作品ではなく
あくまでも「同じストーリー」が別視点で進行していきます。

この視点の違いがかなり面白かったです。

たとえば、原作マンガでは各キャラクターの心の声やナレーションがあるので
「誰が何を考えてどんな行動をとっているか」が比較的そのまま読み取れますが、
映画では “宮城リョータ” 視点が中心なので心の声やナレーションはありません。

回想シーンを挟みつつ淡々と試合が進行していく感じが俯瞰的で、
「リアルな試合」を見ているような気分になります。

また、原作マンガと比べると試合時間を意識するようなシーンが多かった印象で
ゲームメイキングを役割とするポイントガードらしい視点という感じで印象的でした。

③チーム湘北のメンバー間の関係性を感じる

原作マンガではわからなかったメンバー間の関係性が感じられたのもよかった。

宮城リョータはスタメン唯一の2年生なので、
3年の赤木・三井・小暮との関係性や1年生コンビの流川・桜木と比べると
原作マンガではどうしてもメンバー間の絡みが少ない印象でしたが

  • 先輩(赤木の1つ上、宮城の2つ上)に「熱血」「問題児」とイヤミを言われながらも、同じ志を秘めて戦ってきた赤木と宮城の信頼関係
  • 中学時代にストリートバスケで出会ったのち、3年後に再会をはたし一悶着ありつつもチームメイトとなった三井寿と宮城リョータの縁
  • 先輩ともつるまず一匹狼な流川と宮城の初めての会話

など、湘北メンバーの関係性がより明らかになり感慨深いものがありました。

また、もともと仲の良い桜木花道・宮城リョータについて新しいエピソードはありませんでしたが、
映画で明らかになった宮城リョータの兄・ソータの話を踏まえると
リョータは花道に昔の自分を重ねて可愛がっているのかな?とも思えてじわっときます。

兄のソータを「ソーちゃん」と呼び1on1の相手をせがむリョータに、
先輩のリョータを「リョ―ちん」と呼びフェイクを習う花道が重なりました。

④リョータ母の「おかえり」は何だった?

リョータの家族について、母との関係性は正直あまりピンとこなかったです。

兄ソータについてはリョータの感情や行動にいろいろと感じるものがあったけど、
母のリョータに対する態度や「おかえり」のセリフについてはあまり納得できなかった気がします。

リョータ母は「ソータだけでなくリョータもどこかへ行ってしまった」と感じていて、
山王戦を終えて、「リョータが帰ってきた」と感じたってことなの?

全然しっくりこないので、誰か解説してほしい…。

⑤彩子さんの出番、少なかった

意外だったのが、綾子さんの出番が少なかったこと。

宮城リョータが主役だと聞いてアヤコさんとの出会いや好きになるきっかけの話かと思ってたけど、
もっと前の家族の話だったのでちょっと驚きました。

⑥沢北とリョータの対比にはちょっと違和感がある

最後、アメリカで沢北とリョータが対峙するシーンで終わったのはかなり意外でした。

そもそもリョータはアメリカに行ってバスケを続けるとは思わなかったし、
エース沢北と世界で再戦するならやっぱりエースの流川じゃないの?というのが素直な感想です。

日本の高校生No1ポイントガードの深津を超えた、リョータの次の挑戦ということなのかな?

沢北は「日本の高校バスケはやりきった、もし足りないことがあるなら経験したい」と神社で祈り
それを試合に負けたあとの廊下で思い出すなんていう伏線回収シーンもあってなんか意外でした。

映画を盛り上げるワンシーンとして沢北のエピソードを足したのか、
それとも実は「映画で描きたいもの」として沢北がけっこう上位だったのか、どっちなんだろう…。

まとめ的なもの

いろいろ書きましたが、『THE FIRST SLAM DUNK』観に行ってよかったです!面白かった!

やっぱりスポ根ものが好きなんだよなーというのも再認識しました。
わたし自身があまり負けん気の強いほうではなくスポーツにのめり込めなかったせいか、
ないものねだりというか、憧れがあるんだと思います。

あと、これだけ面白い話を20年も温め続けていたのもすごいと思いました。
わたしが作者だったらすぐ話したくなっちゃって、
「ジツは宮城にはこんな過去があるんです!」ってドヤっちゃいそう。

誰かの感想で「当時のジャンプではダークな話が難しかったのでは?」という意見があり、
なるほど時流を読んだのか~とすごく納得しました。

時代が追いつく2022年まで待てる忍耐力、スゴいな~

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