朝やるべきことの考え方

朝はいちばん価値の高い時間だと思う。

身も心も疲れていないし、他人にじゃまされず集中できるし、起きさえすれば確実にまとまった時間が作れる。

一流の経営者や著名人の多くは朝型だというし、朝活メソッドの自己啓発本も世にあふれているし。

でも、じゃあ何をすべきか?と考えると、なかなか答えがでない。

朝やるべきは、いちばん重要なこと?

よく言われるのは、「朝はいちばん重要なことやるべきだ」ということ。

たしかに大きな意思決定は、夜ぐだぐだと悩むより、朝スッキリした頭で考えるほうが合理的な判断ができそうな気がする。

でも、大半の一般ピーポーにはそんな毎日「重要な判断」の機会はないだろうし、じゃあ何が重要なコトなの?朝やるべきコトって何なの?という疑問が浮かぶ。

目先のこと

「重要なコト、やるべきコト」と言われてぱっと出てくるのは、目の前のタスク。

それは今日中にやる必要のある仕事だったり、今週中に済ませなければいけない用事だったり、来月受験する資格試験の勉強だったり、そんな感じのこと。

でもこれらは、よく考えるとさほど重要じゃなかったりする。
急ぎだから優先順位が高いというだけで、「本当に重要か?」と言われるとまあそうでもないかな、と思う内容が多い。

長期目線で考えられること

じゃあ重要なコトって何なのさ?というと、長期的にモノゴトを考えるほうがいい気がする。
この先10年とか30年とか、そういう単位で自分が手に入れたいものは何か?

こんな感じで考えると、「自分の人生で何が大切なのか?そのためにすべき努力は何か?」という観点になってくる。
それは家族かもしれないし、お金かもしれないし、健康かもしれない、趣味かもしれない。

では、仮に「重要なことは家族だ!」と分かったとして、朝するべきことを逆算すると何になるのか?

それは家族を支えるために美味しい朝食を作ることかもしれないし、家族旅行の計画を立てることかもしれないし、心の余裕を保って家族と向き合うために自分の時間を楽しむことかもしれない。

「朝食を作る、旅行計画を練る、自分時間をとる」というと一見どれも大して重要には見えないけれど、その奥に「いちばん重要なこと=家族」という目的があるならそれは「朝やるべき重要なこと」になるのかもしれない。

現状やっていること

備忘録的に最近のわたしが朝やっていることを書き留めておく。

朝の散歩

健康・足腰の強さを「長期的に重要なこと」と捉えて、30分~1時間ほど朝の散歩をしている。

「それなりに時間もかかるし集中力が必要な作業でもないから、朝やるにはもったいないかな?」という思いもある。
でも、体力があれば人生でできることが増えるし、老後に全然歩けなくなったら後悔すると思われるので、総じて考えるとかなり重要度は高いと思っている。

実際、体調のよい日が増えたり出歩いても疲れにくくなった実感があるので、いい習慣だと思う。

読書またはPC作業

散歩の前後は、読書か事務作業かのどちらかをしている。

読書は言わずもがな人生を豊かにしてくれるものなので、重要度が高い。
朝じゃなくてもいいとは思うけれど、じゃあいつやるかと言われるとなかなかやらないので仕方ない。

事務作業はどちらかというと目先のタスクではあるけれど、ため込むと夜寝不足になったり心理的にストレスを感じたりする。
だから毎日を快適に過ごすという意味で、事務作業そのものというより「事務作業をため込んだ状態を作らないこと」というのは意外と重要かも、と感じている。

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