【可動棚パントリー】調味料・食品ストックの収納方法

ミニマリズム

新居に引っ越してきて、もうすぐ1年。
最初の3カ月で荷ほどきをした荷物をとりあえず各スペースに押し込んだ。

収納にはそこそこコダワリがあるので、休日に時間をとって各収納を順番に手直ししている。
片付けのポイントは「使いやすい」「維持しやすい」「把握しやすい」だと考えているので、そこらへんを考えて収納を設計する。

寝室のクローゼット、物置の日用品ストック、キッチン引き出しの食器・調理器具ときて、今回はパントリーの可動棚

今回はかなり納得のいく収納ができたと思う!

可動棚パントリーの食品・調味料収納

出来上がったパントリー収納がこれ。
結構スッキリした感じに見えるんじゃないかな?

このカゴはダイソーで買ったやつで、浅いタイプが200円、深いタイプが300円。
100円商品ではないけど、長く使うことになると思うので見た目がしっくりくるやつに決めた。
ニトリや無印のボックスだったら500円くらいするから、それよりは安いし。

使っていない箱はとりあえず裏返し。

一つ一つのカゴはこんな感じ。

各ボックスに何を入れるか分かるように、「しょうゆ・酒・みりん」のようにラベルを付けた。

調味料は基本一つずつストックする形にしたいので、ボトルを倒して横向きに収納。
詳細は後述するけど、横置きするとすごく見やすい。

ちなみに深いボックスのほうは、かさ張る食品を入れた。
かつおぶしの大袋と昆布、手巻きずし用の板海苔と業務スーパーの白ゴマ大袋、あとは鍋つゆとか。

この収納方法のポイント

今回の収納方法は、いろいろ下調べをしてかなり考えた。
ポイントがいくつかあるのでまとめておく。

置きたいモノの整理とストック方針

食品や調味料類のストックは、うっかり切らしたりダブらせたりしやすい。
買ったことをすっかり忘れて、奥底から賞味期限がずいぶん昔の缶詰やカレールウが出てくるなんてこともありがち。

あと、ストックが必要かどうかの判断が難しい。
調味料には「なくても何とかなるモノ」とそうじゃないモノがあるし、あとは自分や家族の好み・コダワリで絶対置いておきたいものもある。

夫は在庫を切らしたくないストック好きなタイプで、わたしはモノを減らしたいタイプ。
ふたりの間をとって、「調味料は常に1つだけストックがある状態」を目指すことに。

ボトル横置きのメリット

今回の収納を企画するにあたって最大のポイントが、ボトルの横置き!
これ、かなりお気に入り。

調味料ボトルは高さがあるので、普通に考えたら深めのボックスに縦置きする。
でも、調味料ボトルって素材も高さもバラバラなので、縦置きするとキレイに収まらない。

しかも上から見た時にキャップ、サイズ、色だけでは何か分からないことが多い。
麺つゆかと思ったらポン酢だったり、料理酒かと思ったらみりんだったり。

奥のボトルが重なって見えない時もあるし、ふとした拍子にビンが倒れてくることもある。
ぱっと見で把握しづらいと、買い物のときに勘違いして2つ目を買っちゃったり、逆に在庫があると勘違いして切らしたりする。

その点、横置きで浅めのボックスに入れると見た目もスッキリするし、高さやサイズの違いも目につかずあまり気にならない。
横から見ればそれが何のボトルかも一目瞭然なので、ストック管理がしやすい。

あと、横置きだと棚一段に置ける量が立てて置くより少なくなるので、耐荷重の面でも重量が減るメリットがある。

ボックス分類のコツ①

ボックス数が多いので「どこに何があるか」が把握できないと、ストックを出し入れするときに毎回迷迷ったり探したりすることになる。
そうすると管理が面倒になって、整理された状態を維持できなくなってしまうので、直感的に大体の場所が分かるようにしておいたほうがいい。

だからボックスごとに分類を決めておく必要がある。
分類基準は何でもいいけど、「一般的な分類かどうか」よりも「自分の中でしっくりくる」を優先したほうがいい。そのほうが迷わないし間違えない。

わたしの場合はこんな感じ。

・しょうゆ、みりん、酒(一番よく使う調味料で、ボトルが大きいもの)
・塩、砂糖、顆粒だし、コンソメ、鶏ガラ(粉・顆粒の調味料)
・ケチャップ、マヨネーズ、お好みソース、中濃ソース(チューブボトル系とソース)
・お酢、すし酢、味ぽん、レモン汁(お酢系、酸味系)
・カレー粉、みそ、オイスターソース(風味の強い調味料)
・豆板醤、甜麺醤、その他のタレ(用途が限定的で優先度の低い調味料)
 ※その他のタレ=ドレッシング、ごまダレ、豚丼のタレなど

わたしの中では直感的にイメージしやすい分類なんだけど、たぶん他の人からすると全然しっくりこないとは思う。

ボックス分類のコツ②

ボックス分類のコツがもう1つあって、それは「〇〇など」「〇〇類」「その他〇〇」を2つ以上作らないこと。

収納は「どこに何を置く」を明確に決めることがすごく重要だから、曖昧な分類は減らして「コレはココ!」と具体的に指定したほうがいい。

例えば、カレー粉を出すときに「その他食品」と「その他調味料」の収納ボックスがあったら「どっちだっけ?」って迷ったり、コンソメが切れたと思って買ってきたら「だし類」の収納ボックスに在庫があったのを見落としていたりする。

そういう迷い・勘違いが積み重なると、だんだん面倒になって最終的に片付け前の姿に戻ってしまうので、基本すべてのモノを具体的にラベルに指定する。

それで、どうしても細かく指定できないもの用に1つだけ「その他」のボックス作って、他のものは全部そこに入れるようにすると、「ラベルのないもの」を探すときに迷わないし見落としもしない。

可動棚って難しくない?

これは余談。
今回改めて思ったけど、可動棚は意外と活用が難しいよね。

一見すると高さ調整ができて便利そうに見えるんだけど、引き出しと違って奥のモノが見づらい・取りづらいし、直接モノを置くとごちゃごちゃして見える。

むやみに収納ボックスを配置しても、箱の中身を管理しきれず結局テキトーにつっこみがち。

家を建てるときは「収納はとりあえず可動棚にしておこう」となりがちだけど、スッキリ収納として生かす難易度がけっこう高めなので要注意だと思う。

まとめ

可動棚パントリーをいい感じの収納にできたよ、というお話。
かなりこだわったので、思いのほか長くなってしまった。

おわり。

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