こんにちは、こんばんは、ぽすかです。
FIREとセミリタイアって一緒くたに語られがちですが、分けて考えたほうがよくない?と思いました。
そもそも「FIRE」と「セミリタイア」とは?
お金貯めて仕事辞めたいみんなの味方(ラスボス?)、FIRE/セミリタイア。
そもそもの定義をググってみたらこんな感じ。
FIRE … 経済的自立(Financial Independence)と早期退職(Retire Early)
セミリタイア … メインの仕事を退職して、自由な生活の片手間に収入を得るライフスタイル
うんうん、なるほど。
これ、実はけっこう違う概念じゃない?
「FIRE」という概念のキモは「経済的自立」
FIREはFI+REの組み合わせだけど、実のところ重要なのはFI(経済的自立)のほう。
だってRE(早期退職)はやろうと思えばいつでもできるでしょ。
お金が無くなるから辞めないだけで、仕事なんて「辞めます」って言えば辞められる。
でもFI(経済的自立)を達成するのは難しい。
ここでいう「経済的自立」は「株や不動産などの資産収入で生活費をまかなえる状態」を指すわけだけど、それを達成するには相当な努力がいると思う。
ちょっと計算してみよう。
家族構成や生活水準にもよるけど、一般的な家庭の生活費って月10~30万円くらい?
仮に生活費が年240万円、資産利回りが4%とすると、必要な資産は6000万円。
うーん、かなりキビシイ。
それ何十年かかるの?
FIとREの順番で考えても、FI→REの一択でしょう。
だって経済的自立に必要なお金が貯まったから早期退職できるんであって、
「よし、早期退職したぞ!あとは経済的自立に必要なお金を貯めるだけだ!」
とは絶対ならないじゃん。
「セミリタイア」は仕事の比重を下げること
いっぽうで、セミリタイアはライフスタイル。
退職するために「貯める金額」の基準はないし、セミリタイア後の仕事で「稼ぐ金額」の基準もない。
「まとまったお金ができたし、もう全力で稼がなくてもいいかな」と本人が思えたらそれでOK。
資産1000万円+月収30万円でもいいし、資産1億円+月収1万円でもいい。
要するに、セミリタイアって
- 仕事に全振りをやめて
- 資産の取崩しや必要分の労働で暮らす
っていうことだと思う。
経済的自立するまで全力ワークしなくてもいいじゃん?
で、FIREとセミリタイアを見比べて思ったのは「本当に経済的自立するまで仕事を辞められないの?」ってこと。
そりゃあ経済的自立できるならしたい。
でもそのために何十年も労働に人生をささげ続けるの?
ひとまず安心できるくらいの資産ができたら、
「もっと増やす」ために必死で働くより「減らない程度」に働いて人生を楽しんだ方がよくない?
とこんな感じで考えたら、「FI」にこだわらずにセミリタイアに飛び込んでもいいなと思った。
だって足りなくなったらまた仕事を増やせばいい。
退職前より待遇は悪いかもしれないけど、この人手不足の時代にまったく仕事に就けないってことはないでしょ。
セミリタイアするぐらいだから、生活できないほどお金がない状態にはそうそうならないし。
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そんなこんなで、「FIRE」よりも「セミリタイア」を目標に頑張っていこうと思った話。おわり。
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